SIMILE Timeline を表示するプラグインを導入する - simileTimelinePlugin (1)

TiddlyWiki plugin

時系列で情報を表示する http://www.simile-widgets.org/timeline/ を TiddlyWiki で利用できるプラグイン「simileTimelinePlugin」をご紹介。

プラグイン情報

インポートURL http://www.martinswiki.com/timeline/
プラグイン名 simileTimelinePlugin

導入手順

http://www.martinswiki.com/timeline/ から以下の tiddler をインポートします。

  • SimileTimelineBundlePlugin
  • SimileTimelineStyleBundle
  • simileTimelinePlugin


StyleSheet の tiddler に以下の記述を追加します。

[[SimileTimelineStyleBundle]]


動作確認のため、http://www.martinswiki.com/timeline/ から以下の tiddler をインポートします。

  • Clock Timeline
  • ClockTimelineSpec


プラグインを有効にするため TiddlyWiki をリロード後、Clock Timeline という tiddler を表示した時、以下のように現在日時を示す Timeline が表示されれば simileTimelinePlugin の導入は成功です。

脚注を追加するプラグイン - FootnotesPlugin

TiddlyWiki plugin

TiddlyWiki のテキストにはある程度の書式が標準で用意されていますが、まとまった文章を書いているとテキストの表記や構造を拡張したくなります。
このエントリでは、テキストの表記や構造を拡張するプラグインの中から、簡単な書式で脚注を記述できるプラグイン「FootnotesPlugin」をご紹介。

プラグイン情報

インポートURL http://tw.lewcid.org/
プラグイン名 FootnotesPlugin

使い方

使い方は簡単で、脚注にする文字列を ``` で囲むだけです。
後は、本文中には自動的に脚注の連番が表示され、脚注の文字列は tiddler の末尾に列挙されます。

Creating a footnote is easy. ```This is the text for my footnote```

上記の記述は、以下のように表示されます。

グループでのタスク管理に適したシンプルな TiddlyWiki の派生システム - 「TiddlyTasks」

TiddlyWiki 派生システム タスク管理

TiddlyTasks

チェックボックスのインタフェースによるシンプルなタスク管理システム「TiddlyTasks」をご紹介。

ダウンロード方法

http://www.tiddlytasks.com
トップページに表示されている「GET TiddlyTasks」のアイコンを右クリックしてポップアップメニューから保存します。

使い方

タスクを追加する

ページの上部に横向きで表示されているメインメニューの [NEW TASK] *1 をクリックすると、編集状態の tiddler が表示されます。
編集を完了(done)すると、タスクのプロパティが表示されます。
タスクのプロパティには、以下の項目があります。

  • scope - スコープを指定します。例えば、仕事とプライベートの両方のタスクを管理する場合に、スコープで分類します。Scope に列挙されている文字列が一覧に表示されるので、そこから選択します。
  • priority - 優先度を指定します。Priority に列挙されている文字列が一覧に表示されるので、そこから選択します。
  • Assign - タスクの担当者を指定します。
  • status - 完了(Completed)状態をチェックボックスで指定します。
  • alias - 別名を指定します。タスクの一覧をカスタマイズする場合に使うことがあります。
タスクの一覧を表示する

メインメニューの [TASKS] をクリックすると、タスクの一覧が表示されます。
タスクの一覧には、以下の種類があります。

  • Tasks - すべてのタスクが表示されます。タグに Tasks が含まれ、かつ Completed が含まれないものが対象です。
  • Projects - プロジェクトが表示されます。タグに Projects が含まれ、かつ Completed が含まれないものが対象です。
  • Completed - 完了したタスクまたはプロジェクトが表示されます。タグに Completed が含まれるものが対象です。メインメニューの [COMPLETED] をクリックしても、同じものが表示されます。
プロジェクトの一覧を表示する

メインメニューの [PROJECTS] をクリックすると、プロジェクトの一覧が表示されます。
タスクの一覧で Projects をクリックした場合と同じものが表示されます。

担当者が割り当てられていないタスクの一覧を表示する

メインメニューの [NOT ASSIGNED] をクリックすると、担当者が割り当てられていないタスクの一覧が表示されます。

担当者毎のタスクの一覧を表示する

メインメニューの担当者名をクリックすると、該当する担当者に割り当てられているタスクが表示されます。
担当者名は、デフォルトでは [USERONE]、[USERTWO]、[USERTHREE] が登録されています。

関連記事

*1:ダウンロードしたファイルを開くと表示されます。

チェックボックスがチェックされた時に JavaScript を実行する - CheckboxPlugin (2)

TiddlyWiki plugin

チェックボックス機能を追加するプラグイン「CheckboxPlugin」のパート2として、チェックされた時に JavaScript を実行する機能をご紹介。

書式

[x{javascript}{javascript}{javascript}]

JavaScript コードの記述箇所は3つあります。それぞれ以下のカスタマイズ処理を記述します。

  1. 初期化処理
  2. クリック後の前処理
  3. クリック後の後処理


カスタマイズしない場合は対応する javascript 部分が省略できます。
例えば、初期化処理をカスタマイズしない場合は、以下のように記述します。

[x{}{javascript}] or [x{}{}{javascript}]

使用例

チェックボックスがチェックされた日付を tiddler のテキストに追加するサンプルコードです。

チェックボックスの記述

タスク毎の tiddler の中に、以下のように記述します。

[_{checkboxInit()}{checkboxClickBefore()}] 本日分
JavaScriptコードの記述

「チェックボックスの記述」から呼び出される関数は、以下のように別の tiddler に記述します。

タイトル: CheckboxPluginHandlers *1
テキスト:

//{{{
function checkboxInit() {
	var tiddler = store.getTiddler(place.srctid);
	var todayString = new Date().formatString("YYYY/0MM/0DD");
	place.checked = tiddler.text.indexOf(todayString) != -1 ? true : false;
}

function checkboxClickBefore() {
	if (place.checked) {
		var tiddler = store.getTiddler(place.srctid);
		var todayString = new Date().formatString("YYYY/0MM/0DD");
		if (tiddler.text.indexOf(todayString) == -1) {
			tiddler.text=tiddler.text + "\n" + todayString;
		}
	}
}
//}}}

タグ: systemConfig


上記のコードを組み込むと、以下のことが実現できます。

*1:既にこのタイトルの tiddler が存在する場合は、他のタイトルでも構いません

時間泥棒を見つけよう！作業時間の記録に適した派生システム - 「TiddlyTimeJournal」

TiddlyWiki 派生システム

TiddlyTimeJournal

愛読書の一つ「プロフェッショナルの条件――いかに成果をあげ、成長するか (はじめて読むドラッカー (自己実現編))」に、成果をあげるための時間管理の基本として次の三つの段階が示されています。

  1. 時間を記録する - 何に時間がとられているかを明らかにする。
  2. 時間を管理する - 自分の時間を奪おうとする非生産的な要求を退ける。
  3. 時間をまとめる - その結果得られた時間を大きくまとめる。

この「時間を記録する」ことに特化した派生システム「TiddlyTimeJournal」をご紹介。

ダウンロード方法

http://ttj.wombatdiet.net/
トップページ先頭の「TiddlyTimeJournal」の下に以下の行があります。

Right click here and select Save Link As to download your own copy of TTJ.

here のリンクを右クリックしてポップアップメニューから保存します。

使い方

作業時間を記録する

作業時間は左側のメインメニューにあるボタンのワンクリックで簡単に計測、記録できます。

ボタンを押すとタイマーが開始され、ボタンの表示が [start timer] から [HH:MM:SS - HH:MM:SS] に変わります。[HH:MM:SS - HH:MM:SS] の左側には現在の時刻が、右側には経過時間が表示されます。

もう一度ボタンを押すとタイマーが中断し、ダイアログが表示されます。作業内容を入力すると以下の形式で「ActivityReport」に記録されます。

Date Description Started Stopped Elapsed
2008-08-18 First 02:47:04 02:47:10 00:00:06
中断時間を記録する

中断(Interrupts)の場合は、以下の分類に対応したボタンを押します。これらの記録先は「Interruptions」です。

  • Phone(電話)
  • Visit(訪問)
  • Break(ブレーク)
  • Other(その他)

効果

「TiddlyTimeJournal」を使う前から、以下の記事で紹介されている「TaskChute」に刺激されて作った Excel シートで毎日作業時間を記録しています。

http://cyblog.jp/modules/weblog/details.php?blog_id=195

初めの２週間ほどは記録を忘れまくりでしたが、今では記録しないと気分がスッキリしないほど習慣として定着しています。
当初は「記録するだけで何も変わらないんじゃないか」と半信半疑でしたが、続けていくうちに自分の見込みより時間がかかったら「何でこんな作業にこんなに時間かけてるんだろう」とか「このルーチンワークの時間はまだ短くできるんじゃないか」と考え、自分でコントロールできるムダは少なくなっていきました。
「記憶」だけだと行動を変えずに済むように都合よく解釈しがちですが、「記録」することで動かしようのない事実が自分自身に突きつけられるので行動を変える意識が働きやすくなるのでしょう。
時間がないという人こそ、時間を記録することをオススメします。

関連記事

TiddlyWiki の書式のクイックリファレンス - TiddlyPocketBook

TiddlyWiki 書式

TiddlyPocketBook


TiddlyWiki を使っていて「あれってどう書くんだったかな？」と書式を確認したい時にオススメのクイックリファレンス「TiddlyPocketBook」をご紹介。


http://tiddlypocketbook.com

小冊子(PocketMod)として印刷したい人はこちら。

TiddlyWikiPocketBook.pdf


PocketMod はまだ使ったことがありませんが、アナログなツール（特に Post-it）も好きなのでこれをきっかけにハマるかも。

関連サイト

チェックボックス機能を追加するプラグイン - CheckboxPlugin

TiddlyWiki plugin

チェックリストに欠かせないのが、シンプルで分かりやすいチェックボックス。このエントリでは、TiddlyWiki でこのチェックボックスを実現するプラグイン「CheckboxPlugin」をご紹介。

プラグイン情報

インポートURL http://www.tiddlytools.com/
プラグイン名 CheckboxPlugin

使い方

基本的な使い方

チェックボックスを表示したい場所に [ ] か [_] と書くだけです。
チェックされた状態で表示したい場合は [x] か [X] と書きます。

[_] ラベル
タグと連動させる

このプラグインの機能は単にチェックボックスを表示するだけではありません。タグと連動する以下の機能がサポートされています。

  • 特定のタグがあれば、チェックされた状態で表示する。
  • チェックされたら、特定のタグを追加する。
  • チェックが外されたら、特定のタグを削除する。

この機能を使うためには、次のように書きます。

[x(title|tag)] or [x(title:tag)]

試したところ、チェックボックスが書かれた tiddler が対象の場合は title とセパレータ(| または:)を省略した次の書き方もOKでした。

[x(tag)]

この機能を使えばチェックの状態がタグの有無で分かるので、例えば毎日の習慣にしたいことを TiddlyWiki の日記にこの書き方で並べてチェックしていけば、習慣になっているかどうかタグに基づいて分かりやすく表示するシステムが実現できそうです。

関連サイト